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『シュガータイム』小川洋子
文章の湿度が高い。終盤に唐突にでてくるタイトルワードが浮いているような気がする。
『密やかな結晶』小川洋子
小川さんでなければこんな物語作れないのではないかと思う。この人の持つ世界がとても好き。上のもだけど時々あまりにも女性的な湿度の高さが重たいことがあって、この粘性があってこそなのか…
『夜明けの縁をさ迷う人々』小川洋子
『刺繍する少女』小川洋子
『ギフテッド』山田宗樹
こういうのあまり読まないからかもしれないけど、すごく稚拙に感じた…読み口が軽妙なのと、深みがないのとは違う。物語の環も閉じてないし、いくらでも掘り下げて書けそうな題材なのにもったいない。
『クリスマスキャロル』ディケンズ
訓話も古典だとすんなり読める。聖書圏の人たちにとって当たり前の、神様やイエスキリストという感覚がやっぱりわからないので、たくさん触れるしかないのかなぁ。
美しい文章が淡々と綴られているだけ、そのだけ、の力がすごい。穏やかな日々をパラパラめくっていく中で色が煌めくよう。生まれて初めて桃にドキドキした。
『死後の恋』夢野久作
『まちあわせ』柳美里
頻度が下がっていつ何を読んだのかわからなくなってきたので箇条書き。追記します。