メリー、クリスマス。

神さん仏さんの日本に、どうしてクリスマスが根付いたのか、歴史的なことは何一つ知りませんけど、「外国の神さんが生まれはった日らしい、おめでたい。お祝いしとこう」みたいなノリだったんじゃないかなぁと思うのです。日本人ってそういう国民だと思うの。 
本人が仏教徒だろうと神社の子だろうと、誰かにとっての神さんなのだから、そのヒトが生まれたことを祝うのはちっとも不自然じゃない。 

イエス・キリストの存在が、大事な誰かの救いになってるかもしれないじゃない。 
彼に救われた誰かが、もっとずっと培われてきた営みが、竜太朗さんを治してくれるかもしれないじゃない。 

メリークリスマス。 
救いの手が繋がれて行く連鎖に感謝と祝福を。 

誰かを想えばこんなにもあたたかい音がするのに、ある日冷たい水を頭からぶっかけられるまで、いつも忘れているの。 
苦しくありませんように。 
治りますように。 
ほんとにほんと、それだけ。大丈夫でいてほしい。 


大切な 大好きな ひとたちが、辛かったり苦しかったりすることは、とても怖い。 
こんな私でも、これだけは嘘やごまかしじゃないのだ。 
この気持ちが、泣いたらその瞬間、自分への憐れみに汚されてしまうから、泣きたくない。 

祈る。祈る。